3年生の体育は、「クラス体育」と「選択体育」で構成されています。
クラス単位で取り組むクラス体育に対し、選択体育では、各学期に開講される種目の中から自分が取り組みたい種目を選択します。また、選択体育の大きな特徴の一つが、生徒自身が授業者となって授業を進めることです。
今回のバレーボールでも、生徒が順番に授業者を担当し、「どのような力を身につけるために、どのような練習をすればよいか」を考えながら授業を進めてきました。初心者にとって難しい技術については、教員やバレーボール部の生徒からアドバイスを受け、練習方法を工夫していきます。

今学期の目標は、女子が三段攻撃を使った攻防、男子がAクイックやバックアタックなど、多様な攻撃を取り入れた攻防ができるようになることでした。
回を重ねるごとに、男女ともできることが増えていきました。
男子では、ブロックやブロックフォローに加え、Aクイックにつなげるためにセッターを動かさないレシーブを意識するなど、ゲームの内容も徐々にレベルアップ。女子も三段攻撃につながるプレーが増え、最初の授業と比べると大きな成長が見られました。
最終回の授業では、男子の授業者から、
「僕たちは、あとはフライングレシーブです!」
という声が。
床に落ちるかどうかギリギリのボールを拾うため、最後はフライングレシーブの練習にも少し挑戦していました。
授業者として仲間のことを考える姿が見られた場面もありました。
男子の実技評価にはスパイクが含まれていましたが、授業者を担当した生徒から、「今のネットの高さでは、身長の低い人が打ちにくく、評価にも影響するのではないか。練習では少し低いネットも用意した方がよいのでは」と提案がありました。
そこで授業中にその意見を紹介したところ、身長の低い生徒から返ってきたのは、
「先生!それは甘えです!僕たちにはそんな配慮必要ありません!」
という力強い一言。
周囲からも笑いが起こり、3年生らしい楽しい雰囲気の中で授業が進んでいきました。

そんな3年生のバレーボール熱は、授業時間だけではありません。
バレーボールの授業は5・6限ですが、昼休みのチャイムが鳴ると、続々と体育館に生徒が集まってきます。
男子と女子に分かれてプレーしていることもあれば、女子がバレーボールをしているところへ男子が「入れて~!」と加わったり、その逆もあったり。この学年らしく、男女関係なく一緒になってバレーボールを楽しんでいます。
そして5限が始まる頃には、すでに体操服も髪の毛もびしょびしょ……。
体育の授業が始まる前から、本気のバレーボールです。
3年生の中には、これから一般入試を控えている生徒も多くいます。進路に向けて勉強する中で、プレッシャーを感じることもあると思います。
そんなときこそ、仲間と一緒に思いきり身体を動かす時間が、少しでも気持ちをリフレッシュする時間になればと思います。
バレーボールで汗を流したあとは、気持ちを切り替えて勉強へ。
頑張れ、69期3年生!

