
佐藤 賢司
本校は,昭和31年に大阪学芸大学附属高等学校として創立され、のちに大阪教育大学附属高等学校池田校舎と改称し現在に至ります。国内有数の教員養成系大学の附属高等学校として、高度な教育実践研究を積み重ね、新しい時代の教員の育成に貢献しながら、また社会を担う優れた人材育成に努め、これまでに約1万名の卒業生を送り出してきました。
ここ池田校舎では、【自由・自主・自律の精神に富み個性豊かな生徒】、【知育・徳育・体育の調和がとれた生徒】、【国際性豊かで平和を希求する生徒】の育成を目指しています。カリキュラムは2期制をとっており、生徒個々の学習欲求に応じ、柔軟に科目が選択できるように工夫されています。また、文化祭などの学校行事を生徒自らの手で企画・運営するなど、学校生活を通して、生徒一人ひとりが、主体的に考え、学び、創造する力を培っています。
また,本校は2004(平成16)年1月にユネスコスクール(ASPnet:Associated Schools Project net work)へ加盟し、世界の加盟校との“学び合い”“協働研究”を実践してきました。さらに2020年度には、文部科学省「WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業」の共同実施校に指定されました。この事業では、「Society5.0に向かう生徒と教員のための学びの共同体」の構築をめざし、国内外の大学、企業、国際機関等と連携して、世界で活躍できる力の育成にも努めています。
グローバル市民として、他者を支え新たな国際社会を創造する人材育成を目指しながら、安全・安心な学校づくりを基本に、教職員一丸となって教育活動を推進してまいります。今後とも、本校へのご理解とご支援をいただきますようお願いいたします。
令和4年 4月19日
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田上 一文
本校は、緑溢れるキャンパスで高校生たちの学びの場として機能し続けており、60年以上の歴史の中で自由・自主・自律を尊重する校風を築き上げ、質の高い教育を提供しています。それだけではなく、進学指導やキャリア教育にも力を入れ、生徒たちが将来の夢に向かって自信を持って歩むことができるよう支援しています。
また、国際教育にも注力し、2004年1月にユネスコ・スクールに認定され、アジアや北欧の高校生とESD(持続可能な開発のための教育)を通じた交流を行っています。他には、多文化共生や環境問題にも取り組んでおり、生徒たちに幅広い視野と協働力を育む機会を提供しています。
卒業生は、「創造性」、「協力性」、「リーダーシップ」といった点で評価が高く、国内外の多様な分野で活躍しています。これらの資質・能力は、授業や研究活動、附高祭や部活動、国際交流等、多様な活動を通じて育成されています。また、「附高生らしさ」が時代を超えて継承されているのが、本校の大きな特色です。
今後も伝統を活かしつつ、自分の人生を主体的に築き上げ、多様な人々と共に新しい社会を創造できる人材の育成に努めていく所存です。大阪教育大学附属高等学校池田校舎は、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出す教育を実現し、未来を切り拓く力を育んでいきます。
令和5年 4月21日