数学科

数学科の紹介

 

授業の特色

本校数学科で取り組んできた授業の一部について、ご紹介いたします。

 

ICT活用を取り入れた授業の実践

池田校舎の数学の授業ではICTを積極的な活用方法を普段から模索しています。

かつてのチョーク&トーク型の授業から脱却し、もう一つ先に進んだ未来の授業を追い求め、日常的にICT活用に力を入れています。

 

個別最適な学びの実践個別最適な学びの実践

数学科の教員は数学の授業内外で、生徒が学びを深めることができるように様々な学習方法を提供し、生徒が自分が学びやすい方法で課題等に取り組めるようにしています。


池田校舎では全生徒がChromebookを所有しています。生徒たちは、授業の内外問わず、Googleアプリを主に使用して学習を進めています

生徒たちは、Chromebookを利用して、数学の書籍やサイトを参考にしたり、Google Classroomにアクセスして過去の資料を見たり、個人端末でプリントの写真を見たり様々な方法で課題に取り組みます。

協働学習の実践

ICT活用以外にも協働学習の実践もおこなっています。数学の学びを深めるためには様々な解法や考え方を理解することが大事です。

そのため協働学習によってクラスメートと対話をし、様々な考えを吸収していってほしいと考えています。

数学は協働学習だけでなく、個人で考える時間もとても大切です。

生徒たちは個人の学習、仲間との協働など様々な学習方法で自分の力を伸ばしています。

授業者:藤堂淳司(数学A・数学総合)

 

授業の実践例

辺の分点を見つける

「辺の分点を見つける」ことを指導する授業を紹介します。

角の二等分線や五心を学ぶにあたり、その性質を理解するためには与えられた図形に補助線を引く力が要求されます。補助線をやみくもに引くだけではよくありません。

生徒たちが折り紙を用いて辺を三等分する折り目をつける作業を通して、「辺の分点を見つけるためには何が必要なのか」ということを自ら考え、目標を明確にして解き進めさせる授業を行いました。

 

生徒たちはたくさんの解法を発見しました。
次々に黒板に折り方を書き、証明を試みた生徒もたくさんいました。

発表した証明の中には不成立なものもありました。

全生徒が、みんなの解法を見て、「折り目という補助線」が分点を発見する上で非常に有効であり、かつ論理的に導き出されたものであるということを理解することができました。

数学科教諭 石川和宏(数学A)