Safety Promotion School(SPS)

SPSの概要

わが国の学校安全の推進を目指した事業を通じて得られた知見を基に,新たに,子どもたちの命を育む学校安全〔生活安全(外傷予防・犯罪予防)・災害安全・交通安全〕の推進を目的としたわが国独自のスタンダードモデルとしての「セーフティプロモーションスクール(以下「SPS」と略記)」の枠組みを提案し,これからのわが国の学校における安全推進を目指した情報の発信やその活動成果の共有と組織的な協働,そしてエビデンスに基づいた評価と改善を通じた包括的な学校安全のさらなる充実と発展を目指すものです。平成27年3月6日に,大阪教育大学附属池田小学校,台東区立金竜小学校。大阪教育大学附属池田中学校の3校が認証を受けました。

SPSの7つの指標

指標1 学校内に,学校安全に関わる活動の中核を担う「学校安全コーディネーター」等を設置し,その「学校安全コーディネーター」を中心とする学校安全推進のための委員会(以下「学校安全委員会」)が設置されている。なお学校安全委員会は,「学校安全コーディネーター」のほか,校長・教頭等の学校管理職を含む教職員の代表,児童生徒の代表,PTA代表,学校を管轄する地域の警察署・消防署の代表,学校のある地域自治会の代表,スクールガードリーダー等の学校ボランティアの代表等から構成されていることが望ましい。
指標2 学校において,「生活安全」・「災害安全」・「交通安全」の分野ごとに,「安全教育」・「安全管理」・「安全連携」の領域(「3領域」と表記)の学校安全推進のための「中期目標・中期計画(3年間程度)」が立案されている。
指標3 学校安全委員会において,「中期目標・中期計画」に基づいた学校独自の学校安全推進のための「年間計画」が策定されている。
指標4 策定された「年間計画」に基づいて,学校安全委員会を中心に,学校関係者が参加して,学校安全推進のための活動が年間を通じて継続的に実践されている。
指標5 学校安全委員会において,実践された学校安全推進に関わる活動の成果が定期的に報告され,それぞれ明確な根拠を基に活動に対する分析と評価が行われている。
指標6 学校安全委員会における次年度の「年間計画」の策定にあたって,それまでの活動成果の分析と評価を参に

当該校における学校安全に関わる実践課題の明確化と「年間計画」の改善が取り組まれている。

指標7 学校安全推進に関わる活動の成果が,当該学校関係者に共有されるよう広報するとともに,「協働」の理念に基づいて,国内外の学校への積極的な活動成果の公開と新たな情報の収集に努めている。

セーフティ プロモーション スクール(Saety Promotion School : S P S )認証申請書