6月6日(月)に、台湾台北市の濱江実験中学校と、国際バカロレアの11~16歳を対象とする教育プログラムを活かした交流を行うことにより、お互いの文化や価値観の違いを理解し、友好を深めながら、広い視野と国際感覚を持った生徒を育成することを目的に、姉妹校協定を締結しました。濱江実験中学校は、2020年8月に台北市教育局から指定された台湾唯一の国際バカロレア認定校です。
濱江実験中学校とは、2022年1月19日に生徒同士が「自国の文化」をテーマに、オンラインでの交流を行いました。今後は、一年ごとにお互いの学校を訪問し、国際文化、教育制度、カリキュラム等についての研究交流を行う予定です。また、電子メールやWeb等を使い、日常的に生徒同士が交流できる体制構築をめざします。
姉妹校協定式は、オンラインでの開催となりましたが、同時配信により全校生徒が見守る中での式となりました。冒頭の両校長のスピーチでは、本校の佐藤賢司校長が「台湾と日本、それぞれの地での学びを起点にしつつ、大きな視野を持って地球規模のよりよい未来を描き、そこに向かってともに歩みを進めることと、これが私たちの協定の一つの意義であると考えています」と述べ、濱江実験中学校の李素珍校長は「この協定によって、今私たちにとって大きな問題となっている環境問題や平和の問題について、意見を交わし、議論し合うことで、課題の解決に近づけることを期待しています」と応えました。続いて、調印式が行われました。その後のそれぞれの生徒代表によるスピーチでは、附属池田中学校の代表生徒は「本校は国際バカロレア認定校であるとともに、SPS認証校です。日常的に、グローバルな内容を学んでいます。また、ICTを活用して友達と協働した学習も行っています。お互いを高めていけるような交流をしたいと思います」と、濱江実験中学校の代表生徒は「昨年度の1月に、附属池田中学校の3年生とオンラインで交流したときに、とても優しく、笑顔で接してくれたことがうれしく印象に残っています。これから、様々な話題に対してお互いの考えや意見を交流したいと思います」と互いに抱負を述べました。
協定式(オンライン)の様子