大阪サイエンスデイ1部
2021年10月16日(土)
10月16日(土) 大阪サイエンスデイ(大阪府生徒研究発表大会 第1部)が大阪府立天王寺高等学校において開催されました。
大阪府内の多数の高等学校が一堂に会し、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校としての取り組みや科学系部活動の取り組みなど、日頃の課題研究の成果を発表しあいました。昨年度はweb上での開催でしたが、今回は直接、他校の生徒・先生方、大学の先生方から様々に感想やアドバイスをいただくことができました。
「実験データが豊富に得られていて良い」、「研究の意義や過程について分かりやすく発表できている」、「国際的にも関心の高い課題について挑んでいて良い」といったコメントの一方、「実験データから何が分かったといえるのか、一層深く考察を進める必要がある」、「言いたいことをよりよく表した図やグラフを作れないか」などのアドバイスもいただきました。
本校生徒からは、「他校の方も自分たちと同じように研究を頑張っているのだと実感して、励みになった」、「大学の先生から専門的なアドバイスをいただき、この先どのように研究を進めようかイメージが湧いてきた」などの感想がありました。
【本校からの発表テーマ】
『条件を変えた際に出来るミルククラウンの角の数の関係性』
ミルククラウンの角の数は、液滴を落とす高さ,液滴の大きさ、液体の粘性などとどのように関係しているのだろうか。
『キトサンエステルによるバイオマスプラスチックの作成と評価』
甲殻類由来のキトサンを原材料とした環境にやさしい樹脂の合成を目指す。ヘプタン酸を用いたエステル化で、透明で柔軟性のある樹脂を合成できた。
『塩害土壌におけるより身近な改善方法』
塩害土壌に木材チップを加えるという方法に注目し、まずは温度や湿度などの条件設定について探っている。
『ヒートアイランド現象の風による緩和』
モデル実験を行い、ビルなどの建築物の配置や高さによって風がどのように変化するかを観察する。風によって熱をより拡散できる街並みとはどのようなものか探る。