令和8年度 西はりま天文台・人と自然の博物館研修
2026年7月28日(火)~29日(水)
7月28日(火)~29日(水)、「西はりま天文台・人と自然の博物館研修」を実施しました。本研修には、プルーフⅡ選択者で参加希望の人のうち、抽選で選ばれた40名が参加しました。
・事前学習
7月10日(金)、事前学習を行いました。本校元副校長の井上広文先生を講師にお迎えし、「見えないものを見る 宇宙を理解するための観測と理論」をテーマに、講義と実習を行っていただきました。私たちは宇宙の何を知りたくて天体観測を行うのか、どのような手法や見方を用いるのか、望遠鏡の仕組みや個性、天体や宇宙を調べることの意義など、研修に挑むにあたって重要なことをたくさん教えていただきました。
手作り分光器を作成
うまくスペクトル(色が並んだ帯)を観察できるか
星をつくる成分元素や温度によってスペクトルは異なる
太陽表面のダークフィラメントの正体を探る
・1日目 兵庫県立大学西はりま天文台
学校から貸切バスで西はりま天文台へ移動し、昼食後は研究員の方による講義と昼間の太陽の観察を行いました。その後、夜間観測に備えて小型望遠鏡の操作方法を学び、学校から持参したスマート望遠鏡を調整も行いました。
夕食後にはなゆた望遠鏡の観望会に参加し、その後天候を確認しながら夜間観測を行いました。今年度は雲の影響や満月による明るさのため、観測条件は必ずしも良好ではありませんでしたが、ドーム型望遠鏡による惑星状星雲の観察や、深夜には土星の観測にも成功し、天文台に訪れた甲斐があったのではないかと思います。また本年度は現地研修にも井上先生に同行いただき、ドーム型望遠鏡の操作と星空案内をしていただきました。
昼間の太陽の観測
有志による小型望遠鏡の操作練習
・2日目 兵庫県立人と自然の博物館
博物館では、アンモナイトのレプリカ作成と化石標本に関する講義を受講した後、館内を自由に見学しました。研修による疲れも見られる中でしたが、展示を見る際のポイントを意識しながら見学していました。
2日間を通して、生徒たちの高い行動力と、新しいことに積極的に取り組む姿勢が印象的でした。一方で、この研修が「主体的に学ぶ」とは何かを考える機会になればと思います。与えられた機会に積極的に参加するだけでなく、目の前の事象に興味や疑問をもち、さらに深めようとする姿勢にこそ本質があります。例えば、自ら望遠鏡の操作を調べたり、事前学習で得た知識を活用して観測計画を立てたりすることも、主体的な学びと言えるでしょう。今回の経験をもとに、今後の活動がより充実したものになることを期待しています。
アンモナイトの観察と分類
化石のレプリカ作成
集合写真
・生徒による印象に残った活動の振り返り
「天文台で見た宇宙」
天気があまり良くなく、期待していたほど多くの星を見ることはできませんでしたが、夏の大三角形やカシオペア座、土星の輪まで見ることができて楽しかったです。なゆた望遠鏡は思っていたよりも大きく、肉眼では見えにくい星も観察できました。講義も分かりやすく、星の一生や星の明るさと色、温度の関係について知ることができました。
建物外から見たなゆた望遠鏡(生徒撮影)
月面(生徒撮影)
「日の出」
2日目の朝、5時頃に起きて日の出を見に行きました。曇っていたので日の出は見られないかもしれないと少し心配な気持ちで、友達としばらく待ちました。すると5時20分ごろに、ちょうど雲の隙間から太陽が姿を現しました。しかもその反対の方角には虹が!丸くてオレンジに美しく輝いている太陽を見ていると、眠気もすっかり吹き飛び、本当に来てよかったなという気持ちになれました。
日の出(生徒撮影)

