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令和6年度「高校生による科学的な探究活動の意義と課題の共有」研究会

2025年2月24日(月)

 東京の文部科学省で行われた「高校生による科学的な探究活動の意義と課題の共有」研究会に2年生3名、3年生2名が参加し、口頭発表1件、ポスター発表4件を行いました。この研究会は探究活動で成長したこと、得たものを生徒たち自身が振り返って発表するものです。3年生の生徒が行った「文系志望が有機化学の研究を通して得たこと」という口頭発表、2年生の生徒が行った「新たな視点を得た探求の1年~環境保全への貢献を目指して~」というポスター発表が非常に高い評価を受けました。
以下は3年生の生徒による振り返りです。

● 生徒による振り返り(こちらをクリック)

 国研プロジェクト研究拡大研究会 「高校生による科学的な探究活動の意義と課題の共有」に参加し、プルーフⅡ・Ⅲでの研究活動の振り返りについて発表した。発表会に多々参加してきたが、発表内容が、研究内容ではなく、研究活動を通して自分自身が感じたことや考えたこと等が主な内容であったため、大変新鮮であった。私は、文系志望者・理系志望者どちらであったとしても、理系の研究活動に取り組むことに意義があるという趣旨の発表を行った。口頭発表では、日本では文系・理系という枠組みが強く根付いているが、海外ではそうではないということ、理系の研究活動を通して身につけた論理的思考はどのような分野に進学したとしても役に立つというご講評をいただき、日本も文系・理系という枠組みのない環境になれば良いと感じた。また、ポスター発表では、他校の高校生と交流し、それぞれの研究における課題や問題意識を共有することができた。特に印象に残っているのは、「高校生らしい」研究とは何なのかという問題について、他校の生徒と意見を交わしたことだ。高校生が研究活動に取り組むうえで、どのようなことを重視して研究テーマを決定すべきか、どのように実験などを進めていくべきか等考えさせられた。この会に参加し、理系の研究活動に取り組む同世代と様々な意見を交換し、貴重な時間を過ごすことができたと思う。