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令和6年度 つくば・KEK研修

2024年7月24日(水)~26日(金)

<事前学習>(学校にて)
 原子物理学や高エネルギー物理学の基礎について、演示実験もまじえて特別授業をしました。また、粒子加速器の目的と原理についておさえました。

<1日目>
 新幹線やつくばエクスプレスを乗り継いで、茨城県つくば市へ入りました。つくば市は日本最大の学術研究都市であり、約300もの研究機関や企業の研究所があります。班ごとに自由にコースを設定し散策・研修しました。(主な行先:産業技術総合研究所サイエンス・スクエアつくば、地質標本館、JAXA宇宙センター、つくばエキスポセンター、地図と測量の科学館、筑波実験植物園)
 宿に戻った後は、各班の今日の学びについて共有しあう振り返り会を開きました。

<2日目>
 高エネルギー加速器研究機構を訪れ、最前線で活躍なさっている研究者の方々から講義をいただき、研究施設を案内いただきました。素粒子物理学、原子核物理学、物質構造解析の理論と実際を教わりました。また、生徒からの質問にもたくさんお答えいただき、研究者としての生活や目標といったことなど広く色々とお教えいただきました。宇宙線観測実習もさせていただきました。
 宿に戻り、前日と同様、今日の学びについて共有しあいました。

<3日目>
 東京都上野の国立科学博物館で、5時間ほどの自由見学。太古の地球の姿や動植物、情報・電子機器の発達、江戸時代の生活と科学の関わり、化学工業の発展、科学者の功績の紹介、kgやmといった単位の成り立ちなど、分野を問わず自然科学全体について様々な展示や資料を見学しました。

● 生徒アンケートより
 「2泊3日では理解が追いつかないくらい内容が濃くて情報量の多い研修だった。また自分でつくばに行って勉強したいと思った。」

 「夜の振り返り会は、軽い報告会だと思っていたけれど、これが2泊3日の中で一番重要な研修メニューなのではないかというくらい学びの多いものだった。同じものを見てきたはずなのに全然違うことに気付いたり見抜いたりしている人がいたり、何のことはない自分の感想を拾って色々と話を深めてくれる人がいたりして、有意義だった。」

 「3日間、科学のことばっかり考えることができる、非日常な刺激のある時間だった。色々な物事について、何故、と考えるようになった。」

 「科学者の方がどの方もいきいきと講義や案内をしてくださったのが印象的で、自分の仕事にやりがいや自信を持てるって憧れるなと感じた。」

 「高エネルギー加速器研究機構は高度なことをしている実験施設だったけれど、学校で習ったことがベースになっている話題も多々あったので、これからも授業をよく聞いておこうという意欲が増した。」

 「卒業生である山中伸弥先生についての紹介や展示を色々な施設で目にして、誇りに思った。」

  • 新大阪駅集合