SSHの概要(第3期)
研究開発課題
国際的に協働する文理融合型学習者の育成を核とした,学習者も参画するカリキュラムマネジメントの実践とその普及
研究の概要
(1) 現状の分析と研究の仮説
「科学知識に基づく議論」と「体験」を重視し,生徒自身のメタ認知能力の向上ための実践を行う。
実践を通じて,生徒の学習者としての「自己効力感」が向上し,自らを分析しつつ他者と協働しながら,主体的に問題を解決する実行力を習得できる。
また,教員に関しても,この実践を通じて教科横断や探究を意識した授業改善が期待される。
(2) 研究内容・方法・検証
課題研究を含む8つの学校設定科目を開講し,全生徒に課題研究を行う。
これらの科目,海外研修などのすべての活動,評価を一体化し,ひとつの大きなカリキュラムと見立て,個々の活動の評価方法を確立するのと同時に,全体としてのカリキュラムの評価を試みる。
一貫したカリキュラムマネジメントを通じて生徒の変容を促すとともに,個々の活動に関してもマネジメントサイクルを意識し,より充実した実践に向けたプログラムの開発を行う。
(3) 成果の普及・発信
生徒の成果は附属天王寺中学校を含めた生徒,保護者へ生徒研究発表会などを通じて積極的に発信し,出版物としての発表も試みる。さらに,SSH生徒研究発表会,大阪府生徒研究発表会,各種学会等で発表する。
カリキュラムマネジメントに係わる成果も,指導時の教材や探究活動を進めるにあたってのノウハウなどは,生徒の成果物とともに積極的にHPや本校の研究発表会、研究紀要,本学のWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)構築支援事業の連携校としてそのネットワークを活用し,発信・普及させる。
その他
・プルーフは1995年から文部省の指定を受け,現在も実践研究を行っている。
・生命,環境をテーマにした「生命論」,「環境論」は継続的にSPPの指定を受け,リスクマネージメント能力育成を目指して現在も実施している。