学びのもりとは
成長・蓄積・発信する集団である象徴概念のもり
都会にあって環境材である具象概念の森
天王寺学びのもり(ビオトープ)は、本校卒業生でもある嶽山 洋志氏(中43期 高37期)の設計で、2008年に建設されました。本校生徒の憩いの場としての活用はもちろんのこと、地域の防災の役目も考えて設計されています。
上の写真は、天王寺のもり完成を記念して作成されたクリアファイルの絵です。この絵には、この「学びのもり」に関わってきた沢山の人達の思いがこめられています。どんぐりの木があり、生物が居心地のいい環境(虫の好きな植物が植えてあったり)と見ているだけで楽しくなってきます。
学びのもりでは、演奏会などのイベントも開かれています。是非、学校に来られた際には「天王寺 学びのもり」をゆっくりと見ていただきたいと思います。
学びのもりの活動
学びのもり「道草館」
◆書籍一覧
・2018年11月9日現在 蔵書一覧~作者名順 (PDF形式 605KB)
・2018年度前期購入図書一覧 (PDF形式 231KB)
◆道草館だより
◆創設の趣旨
校門を入って吹き抜けを潜ると「学びのもり」があり、その中に「道草館」があります。
「道草館」は、平成18年附高創立50周年、附中創立60周年記念事業として「学びのもり」が造られたのと時を同じくして造られました。
道草館のコンセプトは「本来、屋内でする読書を、時には木の上で冒険ものを、雨に濡れながら儚い恋愛小説を…本当の読書というモノは屋外で体全体で味わうものではないか」と、学びのもりの設計者嶽山さんのお考えからです。附中高生ならではの読書体験が出来る素敵な感覚を楽しめる空間です。
ただ、活用に至るまでにいろいろ時間がかかり平成23年度より本格的な活動が始まりました。
各クラスの図書委員の生徒さんをはじめ先生方、PTA、教育後援会それぞれが集まりアイデアを出し合い管理の在り方、貸し出しの方法やルール、推薦本の選定、本の搬入に伴う作業を行いました。附属天王寺が一丸となって創りあげたものです。
学びのもりの南側に木の箱が24ブース、各々、校長先生、先生方、中学全クラス、PTA、教育後援会の推薦本ブースとまっています。また、座ってゆっくり読めるようにベンチがあり、校内にあった杉の木を利用してテーブルも作られました。最近、シロツメ草が、”道草“の名の通り野原のように一面に敷き詰められました。
ブースの間にある道草館の看板の題字を描いてくださったのは本校附中高卒業生である俳優の辰巳琢郎さんです。
また、道草館の蔵書には生徒さんからデザインを公募し図書委員さんが選んだ蔵書印が押されています。本から広がる世界をイメージしたような美しい印です。 どうぞ、学びのもりで自然を感じながら、道草館で本を手に取ってみてください。