令和6年度 第1回学びのもり草刈り会
2024年6月8日(土)10:30~11:15
すがすがしく気持ちのいい空の下、120名弱のご参加を頂き、今年度の第1回草刈り会が開催されました。はじめに、中学広瀬副校長先生よりご挨拶を頂きました。
平成18年附高創立50周年・附中創立60周年記念事業として「学びのもり」が創られました。もともとは砂場で運動場から校舎へと吹き抜けた砂が、その校舎の4階まで舞い上がりびっしりとこびり付くような環境だったそうです。
「学びのもり」にはマテバシイ・ウメの木・はっさくの木などが力強く育っています。西側には栗の木があり夏の終わりから秋にかけて可愛らしい実をつけるそうです。
中学広瀬副校長先生に倒木更新を教わりました。倒木更新とは、寿命や天災、伐採などによって倒れた古木を礎にして新たな世代の木が育つことです。既に周囲に多数の樹木が生育している大木の地面上では新芽は太陽光を浴びられず、うまく生育ができません。造園業者さんと相談をされ大きな木を少し伐採されました。そうするとそこには木漏れ日の空間が生まれました。日照不足が緩和され、大きな木を伐採することにより様々な植物を生えやすくしたそうです。プロムナードのレンガの隙間の雑草は抜き取り、その他は根は抜かず葉を刈り取ることで里山そのものを感じる環境が保たれます。
そんな「学びのもり」で中学の生徒会が中心となり年に数回お弁当タイムを楽しんだり、中高の吹奏楽部がコンサートを開いたりと、子ども達が自然と共に過ごせる環境を保つことに協力できて、保護者としては嬉しい限りです。
日差しが少し強い中での作業となりましたが、汗をかくことの気持ちよさもあり皆さん手際よく活動されている様子でした。
最後に高校糖野副校長先生よりご挨拶を頂き、附属池田小学校の痛ましい事件から23年目の今日、黙祷を捧げました。事件のあった日のこと、安全に過ごせることをお子さんと一緒にご家庭でお話ししてほしいとのことでした。
草刈り会開催にあたりご準備して下さったPTA学びのもり委員の皆さま、ご協力頂きました先生方、ご参加いただきました保護者の皆さま、ありがとうございました。
文責:中学PTA広報委員会