中2保護者懇談会
令和6年度 中2(77期生)保護者懇談会(学級委員会主催)
日 時:2024年7月4日(木)9:30~11:45
本格的な夏を目前に連日の猛暑が続いている中、PTA学級委員会主催の第2学年保護者懇談会が開催され85名の皆さまにご参加頂きました。学級委員長さんと学年主任の印南先生の開会の言葉より、第1部と第2部に分けてスタートです。
第1部は、附中66期卒業生の方々をお招きし自己紹介を始め、学級委員さんがご準備された事前アンケートを元に質疑応答の時間となります。テーマは、在学中の経験について、附中・附高との違い、進学や就職活動について、親子・友達との関わり方についてです。
大学生や社会人になるとどうしても、似たような人間同士が集まりやすくその環境下で過ごす時間が多くなります。中学生・高校生においては、性格、価値観、ジャンル、考え方全てにおいてバラバラな人間が各学年150人弱のテリトリーの中で共に過ごしていきます。それがどれ程貴重で大切な時間であるかという事、そしてこの時期こそが自身のアイデンティティの形成に大きく繋がっていくのでは、というお話しが特に印象的でした。『附中は少しくらい無茶をできる貴重な場、それを許して見守って伸ばしてくれる心強い先生がたくさんいる』と名言を発信してくださり、卒業してから分かる、在学中には気付かなかった気持ちや想いを話してくださいました。
また、学校生活では常に優等生ではなく各学期テストの点数が悪くても気にしない時期や、部活動重視の時期、遊びに夢中の時期もあったそうです。自分自身でやりたい事が見つかりそこからの気持ちの切り替え・実行力が素晴らしく、実現させる為にどうすべきか、その為に必要不可欠なやる気と行動力・底力の強さが、お話しされている姿からひしひしと伝わってきました。とても分かりやすく、かつ面白くお話しをしてくださり急な質問にも的確に返答され、ただただ感心し聞き入るばかりでした。
休憩をはさみ第2部では、4つのテーマに沿って保護者同士のグループトークの時間となります。テーマは、スマホ・SNSについて、学習方法や進路について、通学中の災害時の対応、親子の関わり方についてです。関心事や悩み事、どのご家庭も同じ様子で共感したり、驚いたり、笑いが起こったりと。同世代の子供をもつ保護者として、子供との関係に日々奮闘されている様子や、子供の成長する過程の様子などがよく分かり励みになりました。そんな中、第1部でお話しをしてくださった卒業生の皆さんが各グループを回り、個々の質問のさらに一歩踏み込んだ内容にも気さくに答えてくださいました。
学年団の先生方もグループトークに参加してくださり貴重なお話を伺えました。普段、保護者が感じている不安や質問・疑問については、生徒を通して先生に伝えてもらうことで生徒自身がより理解し学び、解消に至る方法を見つけ出すという事がベストであり、どんどん質問したりリクエストしてくださいとの事でした。
去年は何もわからずにただひたむきに前に進んできた2年生ですが、周りが少し見える様になってきた事で不安や疑問・関心事もどんどん増えていく中、とても有意義で実りのある時間となりました。
第2学年保護者懇談会にあたりご準備してくださったPTA学級委員の皆さま、学年団の先生方、卒業生の方々、そしてご参加頂きました保護者の皆さま、心よりお礼申し上げます。
文責:中学PTA広報委員会