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卒業生からのメッセージ

 

附中ってこんなところ

第75期生 Y・Sさん(令和6年3月卒業)

 私はこの附中は新しい自分を見つけることができる場所だと思います。
 この学校には様々な個性を持った人たちがたくさんいます。プログラミングが好きだったり、歌がとても上手かったり、いつもダジャレを言っていたり…いろんな個性が集まっていて、そんな人たちと言葉や思いを交わしていくと、今まで自分が思いもしなかった新しい価値観を知ることができたり、今まで知っていたことにもっとわくわくするようなことがたくさんあります。そして、この学校ではそのように新しく学んだことを活かすことができる、様々な活動の機会に恵まれています。学芸会を例に挙げてみると、学芸会では生徒自身が脚本をつくり、それをもとにしてクラスでキャスト、小道具、照明など役割を分担してひとつの劇を完成させます。そこでは自分に何ができるのか、どんなことをしたいのか考え、自分を見つめ直すきっかけになります。日常生活で知ることができた自分の興味を、学校の活動の中で深めることができるのです。
 実際、私は人前に立つのが苦手で行事などで中心となる役割を選ぶことを避けていました。しかし、周りの友人たちがリーダーシップを発揮して集団を引っ張っていく姿に憧れ、自分もリーダーとまではいかなくても、集団を支えられるようなことがしたいと思うようになりました。そこで私は学芸会で助監督に挑戦し、周りの協力がありながら、最後まで役割を務めることができました。その経験は私にとってとても大きな成長になりました。
 附中での生活を存分に活かすために、私は自分の興味、関心、好奇心のままに、自分がやりたいことに従うことが大切だと思います。自分がやりたいことにどんどん挑戦していくことで自分自身の興味を伸ばし、自分なりに新しく成長できるからです。しかし、その途中には色んな困難があると思います。なかなか勇気が出なかったり、自分が何を本当にしたいのか悩んだり、立ち止まってしまうことがあるでしょう。ですが、そんなときでも臆することなく挑戦し続けてほしいです。挑戦することは常にあなたを成長させてくれます。そして附中はがんばっているあなたを助けてくれる人が必ずいる場所です。ぜひ挑戦することを恐れず、自分自身と向き合ってみてください。みなさんの実りある学校生活を心から願っています。

 

第75期生 F・Rさん(令和6年3月卒業)

 皆さんは、「広い視野を持つ」とはどういうことであると考えますか?
 私がもしも附中に入学する前にこう問いかけられたら、きっと答えられなかったでしょう。しかし、今でははっきりと自分なりの考えを言えます。附中での経験と学びから、私は「広い視野を持つこと」は、「様々なことに挑戦したり、複数の方法を試したりして、物事に多角的にアプローチすること」だと考えるようになりました。
 そう考えるようになったきっかけのひとつは、自由研究の活動です。附中の自由研究は、テーマ決めはもちろん、研究の方法を考え、結果をまとめ、論文を書くところまですべて自分で考えるものになっています。「研究」と名がついている以上当たり前のことかもしれませんが、この活動は私にとって、とても難しいものでした。研究テーマを主軸にして様々な観点から考えなければ、よい研究方法というものにたどり着くことができなかったからです。しかし、回数を重ねて様々な研究方法を試したり、先生に助言をいただいたりすることで、しだいに「多角的な観点を持つこと」が非常に重要であると気づくことができました。
 自由研究だけでなく、附中には体育大会、学芸会、音楽会など、たくさんの特別な経験ができる機会があります。例えば学芸会なら、キャストをやるのと助監督をやるのでは、同じ行事でもそれぞれ違った学びが得られることでしょう。そして、附中の先生は困っているときは必ずサポートしてくれ、クラスメイトはうまくいかないことがあれば一緒に解決策を考えてくれます。附中は挑戦という一歩を踏み出すのにとても恵まれた環境であると思います。
 広い視野を持つためには、様々なことに挑戦してみたり、失敗を恐れず試してみたりすることが大切であると思います。挑戦した結果うまくいかなかったとしても、その分また新しい視点に気づくことができるはずです。どうか挑戦することを恐れないでください。挑戦することはあなたにとって、きっと大きな発見と学びにつながります。