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自由研究DB(データベース)

1947年から始まった「自由研究」は、本校の智の蓄積です。1976年からは各学年から選りすぐりの研究を冊子「自由研究」にまとめ、発行しています。ここには1976年以降の全生徒の研究テーマと冊子「自由研究」に掲載された研究の本文を公開しています。

 

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自由研究の取り組み

 本校では、開校以来「自由研究」の取り組みを行っています。自由研究は、全学年必須の学校を挙げての活動です。1年生では、自分の興味関心を探り、3年間を通して自身が研究したいテーマを決定します。テーマを決定するプロセスで最も重要なのが文献調査です。自身のテーマに関連する論文や専門書を探して読み、研究ファイルにまとめていきます。テーマが決定すると、研究計画書を作成します。2年生では、研究計画書をもとにさらに研究を進めます。文献調査も引き続き行いつつ、現地調査やフィールドワークなどの実証的な研究を実施していきます。附中での自由研究の集大成となる3年生では、1・2年生で積み重ねた研究の成果を論文にまとめます。
 自由研究の指導では、役職や学年の枠を超え、生徒の専門分野に近い教員が指導にあたります。本校では、この活動を「ゼミ活動」と呼んでいます。ゼミ活動は、各学年を縦割りにし、上級生の研究を進める姿勢から下級生が学び、また上級生が下級生に指導をするなど、生徒の自主性・主体性を育む利点もあります。


 研究の成果発表は3年生での論文だけではなく、どの学年もプレゼンソフトを用いた口頭発表という形でも行います。特に優れた発表を行った者は、自由研究学年発表会で学年の代表として学年の生徒や保護者、一般からの参加者に対して発表を行います。また、特に優れた論文を執筆すると、本校の自由研究冊子に掲載されます。


 3年間という段階を経て行う本校の自由研究の取り組みでは、生徒自らが問題を見出し、研究テーマを決定し、企画・研究活動を進めることによって、各自の計画性や創造性、論理的・批判的思考力を養うことを目指します。また、研究成果の発表会では、プレゼン技術の向上や発表を聞く態度の育成、質疑応答力の改善を目指します。
 自分の「なぜ」という疑問と向き合い、それを決していこうとするところからスタートする自由研究。ぜひ附中で自分の「なぜ」に対する答えを探し続けてください。