フィールドワーク「この街の戦争を知る」
2023年8月9日(水)
再来年、苛烈を極めた太平洋戦争から80年を迎えます。大人にとって、戦争経験者は父・母または祖父・祖父母であって、身近な存在でした。しかし、今日の中学生には、「戦争経験者に出会ったことがない」という生徒もいることでしょう。子どもたちにとって、戦争は歴史の一単元でしかなくなりつつあるのかもしれません。そこで、普段毎日を過ごしているここ天王寺であった戦争に目を向け、「この街の戦争を知る」と題し、前期文化委員会・映像部・地域探究部が共同でフィールドワークを行いました。
生玉公園地下壕では、工事中のため地下壕を見ることはできませんでしたが、地下壕の換気施設を見ることができました。また、真田山陸軍墓地では、真田山陸軍墓地維持会の吉岡 武さんの話を聞き、苛烈極まる戦争が私たちの身近な天王寺の街であったということを吉岡さんの経験談から学びました。その後、場所をピースおおさかに移し、史料や展示をもとに探究的に学びました。
生徒たちにとって、教科書にかかれている史実では伝わりきれないリアルを感じることができたフィールドワークになりました。