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美術工藝部「あべのハルカス美術館」観覧

2023年8月21日(月)

 あべのハルカス美術で開催されている「超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA~」を観覧しました。 制作者の作品への想いや作品の再現度の高さなどに触れ、日々の活動では学べない、多くのことを学ぶことができました。

生徒たちの感想です。
【感想①】
 私はこの鑑賞会であることを学びました。それは、美術というのは、ただ絵を描くだけではないということです。木、金、銀などの様々な材料を利用して身近にあるものを表現し、美しさを作り出しているということにとても驚きました。また、雪舟の大成した水墨画や切り絵なども、今まで見てきたものとは違う視点でできていたので、こんな表現方法があるんだなと思いました。私が一番好きだなと思ったのは、三毛猫と魚の頭の作品です。金属の破片を集めて猫と魚の頭を形作った作品です。猫の目線の先に魚の頭があるのかと思いましたが、そうではありませんでした。今までできなかった経験ができてよかったなと思います。

【感想②】
 作品を見て、今の自分が作れる作品との違いを考えていまいした。特に感じたのは、丁寧さと再現力です。一つひとつがとても細かくて、「こんなの作れるの?」と疑うくらいの細かさでした。切り絵を見たとき、千切れそうな細さで、それの形にきれいに切れたこと、それを保った丁寧さに驚きました。また、本物と比べてもどちらが本物かわからないレベルで、もとにしたものをよく見るという言葉では表せないほど、じっくりよく見ているんだなと感じました。丁寧さと再現力をもっともっと高めていい作品を作りたいと思います。

【感想③】
 ガラスで作られた「あなたと私の間に」という作品は根の先まで細く枝分かれしていて、茎は花を支えられているのが不思議なくらいさらに細く、生命力、繊細さを表している美しい作品だと思いました。他のどの作品も作者の思いが伝わり、1つ1つじっくりと観覧したくなる非常に高い技術と工夫が詰まっていました。

【感想④】
 一番重要だなと思ったことは、細部までこだわるということです。彫ることや、色を塗ることなど、ひとつひとつ丁寧にすることが大事だと思います。私が見た中でペーパークラフトの靴があったのですが、それは紐にしろ、靴の底にしろ、ましてはほとんど見る人が居ない靴の中の先端まで、丁寧に作られていました。私は人がいつも見ない場所は少し手を抜いていることが多くあります。これから絵を描いたり、ものを作る時は、みんなが見ないところにも、目を配りたい。