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豊かな心と
自主・自立の精神をここに…

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本校の理念と特色

 本校は創立以来、自由を尊重する校風のもと、個性を伸ばし、豊かな人間性と自主・自立の精神の育成を目標として掲げ、教育活動を行ってきました。これまでに本校を巣立った卒業生が、社会の様々な分野の第一線に立ち、活躍しています。
 本校の教育の特色は、生徒の自主性や主体性のうえに、知的好奇心を育てながら幅広く学問の基礎を学んでもらおうとしていることです。また、生徒同士、生徒と教師が互いを信頼、尊重しながら成長するための、様々な活動が可能となっています。
 社会人として必要な教養の基礎は、高等学校までに身につける必要があります。本校では、目前の目標だけにとらわれることなく、生涯にわたって学び続け、主体的に生きるための力を育てることを重視しています。2年生まではすべての生徒が同じカリキュラムで授業を受けます。また、議論を通じて自分の考えを作り上げる活動に取り組みます。これにより、将来どのような分野の問題に直面しても、それに対応できる適応力や柔軟性が育つと考えています。3年生では自らの興味関心や必要性に応じて各自の時間割を組み、教員は生徒が個性を伸ばしつつ適切な進路選択ができるよう支援します。
 日常の授業では、各教科の基礎基本を押さえつつ、発展的な内容の学習に進みます。具体的な物事に触れて学ぶことを特に重視し、実験、実習や探究・実践的活動を幅広く取り入れています。早く答えにたどり着くことを求める学びではなく、現実の事柄を題材にして、根拠に基づいて論理的に考える、道筋そのものを作り出す学びを目指します。授業だけでなく、生徒が主体的に取り組む活動も3年間を通じて配置されています。特に、生徒自治会が実施案作成ら運営まで責任をもって行う、「附高祭」「音楽祭」「百粁徒歩」などの自治会行事は、すべての過程を自分たちでやり抜くことで本当の意味での実践力、生きる力を育む場となっています。
 これらの活動は、「学校の歴史は生徒と教師が一体となって作り上げるものである」という精神によって支えられています。高校時代にやりたいことを精いっぱいやりぬいた生徒たちは、それぞれの道に進んだ後、改めて母校の価値を見出し、心の拠りどころとし続けています。

本校の使命

本校は、大阪教育大学の附属学校として、教育基本法及び学校教育法に基づく
普通教育を行うとともに、次のような使命を担っています。

  • 研究学校

    大学と一体となって教育の理論及び現場の教育の実際に関する研究を行います。

  • 実証学校

    教育研究の結果到達した理論を実験・実施し、広く教育界の参考に供します。

  • 実習学校

    大阪教育大学学生の教育実習を行い、次世代の教員を育てます。

  • 現職教育学校

    大阪府立諸学校との人事交流等を通じて、現職教員の研究、研修の場となります。

また、連合教職大学院との連携で、学校実習を通じて大学院学生の研究のフィールドとしての役割も果たしています。