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令和7年度PTA文化講座2 社会見学

秋の近江路を散策

⽇ 時:令和7年11⽉10⽇(火)
参加者:36人(高Ⅰ-12人、高Ⅱ-3人、高Ⅲ-21人)

【旅程表】
  8:30 学校 出発
  11:30 太郎坊宮(阿賀神社)到着(参拝・お守り作り)
  13:00 まるたけ近江西川(近江牛ランチ)食事
  14:20 ラコリーナ近江八幡 自由散策
  15:40 ラコリーナ近江八幡 出発
  17:50 学校 到着
 
 「勝利と幸運を授かる神様・太郎坊宮でご利益を、ラコリーナで自然と触れ合う空間でのんびりと」と題して、PTA社会見学を実施しました。すっかり秋らしくなった気候の中、観光バスで滋賀県・近江八幡方面へ向かいました。

 車内では、まず最初の目的地の「太郎坊宮」までのピッタリ到着時間当てクイズをしました。到着時間がわからないようにバス車内の前方の時計を隠して、クイズの正解者が誰になるか楽しみにしながら、参加者の自己紹介、最近はまってること、お子様のことなどをお話ししていただきました。草津サービスエリアの休憩まではスケジュール通りに進んでいたのですが、11月8日から始まっていた名神高速の集中工事の大渋滞にはまってしまい、太郎坊宮の到着は予定の時間から1時間も過ぎてしまいました。想定外のアクシデントだったため、クイズは無効にし、行きの景品は帰りのバスレクのビンゴ大会の景品に持ち越すことになりました。

 「勝利と幸福を授ける神様」として信仰される太郎坊宮は、1400年前から信仰される神社で「神験即現(神様のご利益がすぐに現れる)」の大神と称えられ、聖徳太子をはじめ、最澄や源義経などの祟敬を集めたそうです。現在は、プロスポーツ選手や第一線で活躍する会社経営者、政治家など業種を超えた多くの方が参拝されています。
鳥居をくぐった瞬間から空気が澄んでいるように感じられ、歴史ある神社特有の凛とした雰囲気に背筋が自然と伸びました。階段を上るにつれて見えてくる景色も美しく、静かな時間の中で心が整っていくようでした。
まず参集殿に行き、お守り作り体験をしました。普段は神社で受け取るだけの「お守り」を自分の手で一から作るという貴重な機会でした。ひとつひとつの作業に心を込めながら作っていくことで、願い事に向き合う時間にもなり、とても特別な体験になりました。完成したお守りは小さいものですが、自分の気持ちがぎゅっと詰まった大切なものとなりました。
お守り作り体験のあとは、境内の参拝をしました。境内にそびえ立つ「夫婦岩」は壮大で、20メートルに迫る大岩の間に幅80センチの道が通っており、神代の昔に神様の御神力で開かれたものです。「善良な人が通れば願いが叶い、悪心ある人が通れば挟まれる」との言い伝えがあるそうです。

 太郎坊の参拝のあとは、お楽しみのランチタイム。「まるたけ近江西川」さんでは、学年を超えた保護者の方々と交流しながら、美味しい近江牛ランチをいただきました。併設していた精肉店では、お買い物も楽しみました。

 そのあとは、最後の目的地「ラコリーナ近江八幡」へ。「たねや」と「クラブハリエ」のフラッグシップ店として有名な施設です。甲子園球場約3個分の広大に敷地にあり、自然と調和した建築や景観が印象的で、敷地に足を踏み入れた瞬間から心が和らぐような雰囲気が感じられました。施設内の見学では、クラブハリエのこだわりを間近で知ることができ、特に職人さんが丁寧にバームクーヘンを焼き上げる様子が印象的でした。普段何気なく食べているお菓子にも、多くの人の手間と技術が込められていることを知り、ものづくりの奥深さを感じました。カフェでいただいた焼きたてバームクーヘンは、ふわふわ食感で美味しかったです。

 全行程を終え、大阪に向けて出発。帰りのバスの中ではビンゴ大会をし、楽しい雰囲気の中、無事に学校に到着しました。

 太郎坊宮での”祈る時間“と、ラコリーナでの“味わう喜び”のどちらもが、日常の忙しさから離れ、心に余白を与えてくれる貴重な体験でした。普段の学校行事とは違う和やかな時間を保護者の皆様と過すことができ、大人の遠足は大変充実した一日となりました。
ご参加いただいた保護者の皆様、お手伝いいただいた役員・実行委員の皆様、本当にありがとうございました。
来年度も「大人の遠足」を企画する予定です。今年ご参加されなかった保護者の皆様も是非ご参加下さい。お待ちしております。

文責:PTA文化委員長

  • 太郎坊宮のお参り 長い石段を上り、頂上を目指します