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令和7年度PTA文化講座1

味噌から始まる腸活生活

⽇時:令和7年9⽉6⽇(土)10:30~14:00
場所:大阪教育大学附属⾼等学校天王寺校舎 調理室
内容:お味噌のお話、味噌玉作り、調理実習、試食
講師:株式会社大源味噌 代表取締役 室井郁子様

 9月の猛暑の中、夏バテ対策にぴったりの文化講座が開催されました。
昨年度に続き、黒門市場近くに本店を構える老舗味噌屋・大源味噌の女将、室井郁子様をお招きし、テーマは「味噌のチカラで夏を元気に!」。味噌の健康効果や味噌玉作り、味噌を使った美味しい料理について教えていただきました。

 味噌の消費量は、食生活の多様化にともなって年々減少しています。そんな中、大源味噌は全国の蔵元と契約し、オリジナル商品を展開するなど、セレクトショップのような立ち位置で味噌の魅力を発信しています。

 当日試食させていただいたおかず味噌「カレー味噌」は、「第15回 調味料選手権2024」にて総合3位、そしてみそ部門で最優秀賞を受賞するという快挙を達成。日本テレビ『ヒルナンデス!』でも紹介されたそうです。
また、ノンアルコール・砂糖不使用の米麹甘酒「こうじの恵」も試飲させていただきました。子どもから大人まで楽しめる、すっきりとした優しい甘さが印象的でした。
味噌をはじめとする伝統的な日本の食材の魅力を、次の世代へと伝えていく――室井先生のお話を通じて、大源味噌は味噌蔵とお客様をつなぐ大切な役割を果たしているのだと感じました。

 お話の後、味噌玉作りを体験しました。まず、味噌に出汁、乾燥わかめ、乾燥ほうれん草を均等に混ぜ、8等分にして小さく丸めます。次に、カラフルなあられや白ごま、青のり、とろろ昆布、麩、クコの実などでコーティングします。自宅用とプレゼント用に箱に並べれば完成です。保管は冷凍庫で、家庭用冷凍庫では味噌は凍らないそうです。冷凍することで風味を保ちながら、飲みたい時にお椀に入れてお湯を注ぐだけで、簡単に栄養たっぷりの味噌汁が楽しめます。

 味噌を使った調理実習・ランチでは、豚バラ味噌角煮、かぼちゃの味噌コロッケ、夏野菜の胡麻味噌ソース、甘酒を使った和風ドレッシングの野菜サラダ、そしてデザートには大源味噌の白冨士を使った白味噌ムースをいただきました。さらに、カレー味噌をはじめとするおかず味噌数種類を、さしみこんにゃくと一緒に試食。どれもとても美味しく、新たな発見があり、家庭でも作ってみたくなりました。
味噌は栄養価が高く、腸内環境を整える発酵食品です。塩分が気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、その場合は出汁を効かせたり、減塩味噌を使うのがおすすめだそうです。実は、お味噌汁は意外と塩分が少ないとのこと。塩分だけでなく非常に大切な栄養素もたくさん含まれています。これからの残暑を元気に乗り切るために、積極的に味噌を食卓に取り入れたいと思いました。

 当日は、保護者24名、教員2名の計26名が参加し、室井先生の素敵な笑顔と凛とした話し方のもと、和やかな雰囲気の中で学年を超えて交流が深まりました。
この日のためにたくさん準備してくださった室井先生、スタッフの方、朝早くからお手伝いいただいた文化委員の皆様、楽しくてためになる講座を本当にありがとうございました!

文責:広報委員