令和5年度 第51回百粁徒歩
2024年3月12日(火)~13日(水)
3月12日(火)、13日(水)第51回 百粁徒歩が実施されました。有志発足後、12月、2月の全コース下見を含めて一年間に計22回の下見を行い、入念にコースを吟味してきました。レスト地交渉では、施設の管理団体に電話し、許可証の発行等で直接施設を訪れることもありました。そして、実行委員会が講習会、健康相談、班編成会議を開き、特別隊を組織し、本番に向けて万全の準備を整えました。本番まであと一週間と迫ってきた中、百粁徒歩当日に雨が降るという天気予報が発表されました。一年間かけて準備してきた百粁徒歩の中止だけは何としても避けようと、当初予定していたファミリー公園―お茶と宇治のまち歴史公園56㎞のスタート地点を変更して、【長柄新池公園~お茶と宇治のまち歴史公園】50㎞のコースで開催することになりました。
当日はスタート直後は雨でしたが、出発時間を遅らせたこともあり15時頃には雨がやみ、その後、途中多少の雨に降られながらも、参加者は元気に歩いていました。今年度の参加者は過去最大の約230名でした。参加者が増えるということはこの行事に関心を持つ生徒が増えているということなので非常に良いことですが、当日運営する立場としては、参加者が多い分トラブルが発生しやすくなり時程が遅れる可能性があるという緊張感を持たなければなりません。しかし、さすがは附高生、雨が降った後で気温も低く、かつ夜中も歩くという過酷な状況の中でも、24時間友達と一緒に話をし、励まし合いながら、特別隊が自作したマップや時程表を見ながら運営に支障をきたさないよう協力的に動いてくれました。おかげで、大きなトラブルもなく行事を進めることができました。今年度の百粁徒歩最後の区間では、世界遺産の平等院や宇治公園にいる鵜など古都京都の歴史的、文化的な雰囲気を楽しみながら歩くことができました。宇治公園で撮った集合写真には参加者全員が、雨の中スタートしたとは思えないほど、良い表情で写ってくれていました。
第51回百粁徒歩は、紆余曲折ありながらも開催し、大きなトラブルもなく完歩することができました。生徒の振り返りを見ていると、しんどかった、達成感があった、楽しかったと、本来の百粁徒歩の目的を達成できたと思います。当日までの軌跡、開催中の出来事、開催後の振り返りを行い、次年度に引き継いでいくことで、第52回以降の百粁徒歩がより良いものになることを願っています。