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令和6年度 2年生(68期)研修旅行

2024年10月7日(月)~10月11日(金)

 10月7日(月)〜11日(金)の4泊5日で、北海道道東方面への研修旅行を実施しました。今年度から行き先を変更しています(釧路・阿寒・網走・知床)。かつての修学旅行先への約十年ぶりの「回帰」でもありますが、在校生にとっては「新規開拓」となるものでした。昨秋に研修旅行のことを告知したときの生徒の歓声と76名もの研修旅行委員立候補、に象徴されるように、生徒たちが大いなる希望をもって「創ってきた」旅行です。例えば以下のイラスト『北海道で牛になろう』。これは第一回の研修旅行委員会で、生徒たちが設定した研修旅行テーマです。附高教員が高い自由度を設定し生徒たちに旅行制作を任せたことの意味を理解しよう、そして好奇心も警戒心も非常に強い(らしい)牛になぞらえて、自分たちも好奇心旺盛に冒険する心と安心安全の重要性を忘れない警戒心とをもって創っていこうという意思を共有したものです。それから10か月、生徒たちは素晴らしい活躍で今回の旅行を創ってくれました。また当日は天候にも恵まれ、最高の研修旅行となりました。以下に詳細をご覧いただきたいと思います。

【1日目】 伊丹空港発 新千歳空港着 阿寒までバスで移動
 先発隊は6時半伊丹空港と非常に早い集合となりましたが、遅刻や混乱もなく、研修旅行をスタートさせました。ここからは研修旅行委員生徒のプランと指示に従って、伊丹空港~新千歳空港・バスで道の駅おとふけ~阿寒湖畔へと移動です。上空から、バスの車窓から、徐々に秋の道東へと近づいていく風景の変化に生徒たちは「テンション上がる!」と言って期待を膨らませていました。また阿寒湖畔到着後は自由散策時間を設定しており、みんなでアイヌコタンなどを訪れて異文化に感銘を受けていました。

道東の雄大な道路

アイヌコタンのまりも祭の様子

 

【2日目】 知床コース・網走コース選択
(知床コース)  開陽台展望台~中標津サーモン科学館~道の駅らうす~知床峠~知床五湖というルートで地平線や数々の牧場を眺め、寒さと霧に驚き、知床五湖では海に沈む夕陽を鑑賞しました。どれも大阪にいてはできない経験で、生徒たちは随所で歓声をあげていました。

息をのむ夕景

知床五湖にて

 

(網走コース)  網走監獄見学〜テントランドでのBBQ(昼食)〜オホーツク流氷館見学というルートで巡りました。歴史と自然を体感できる充実した内容で、学びの多い一日となりました。また、ホテルへ向かう途中でプユニ岬の夕焼けは赤に染まった雲もたなびき生徒たちの心に残る風景だったのではないでしょうか。

網走監獄の重厚な門構え

流氷館極寒の-20℃体験ルーム

新鮮な肉と野菜のBBQ

プユニ岬の印象的な夕焼け

 

【3日目】 完全自由行動
 この日は今回の研修旅行のハイライトとも言える、完全自由行動日です。①知床のホテルを8時に出て、阿寒のホテルに17時30分までに到着するように②4台のバスと1台のマイクロバスを使用可、全グループの行動計画を調査してそれらの車両をどう動かすかは研修旅行委員生徒でプランニングすること③バスを利用せず公共交通機関を利用するグループがあってもよい、というようなミッションでした。結果、我々教員も目を見張るような精細なプランニングと万端の準備をしてこの日を迎えてくれました。そして…一切のトラブルや時間遅延もなく、ミッション完遂です!

摩周湖

摩周湖の生徒の様子

北海道といえばきつね!

足湯でほっと一息

 

【4日目】
 この日の午前中は全員で渡辺体験牧場さんを訪れ、クラス毎にレクリエーション活動をした後、全員でジンギスカン昼食を頂きました。研修旅行委員さんが、旅行中に自由行動だけでなくクラスや学年全員で何かを楽しむ機会が必要だという意思から創ってくれたプランです。午後は ・牧場体験 ・カヌー体験 ・阿寒湖遊覧船 ・阿寒湖畔サイクリング ・小清水町サイクリング から各自が選択したプログラムに分かれて、活動を満喫しました。強風のためカヌーは実施不可となりましたが、その代わりにご用意していただいた自然散策やまりも作りも生徒たちは十分に楽しんでいました。また夜にはホテルにて学年レクリエーションを行い、教員がダンス部に交じって踊る一幕もありました。研修旅行の終わりが近づいた一日をみんなで満喫しましたよ。

広大な牧場で体を動かす

大自然を散策

サイクリングで北海道の風を感じます

意外に奥が深いまりも作り

想像以上に大きい乳牛さん

バターづくり体験

大盛り上がりの学年レクリエーション

 

【5日目】 釧路市街散策  釧路空港発 伊丹空港着
 希望者40名ほどが集まっての早朝散歩から始まった最終日。釧路湿原散策予定でしたがクマの目撃情報のためカット。その分の時間も釧路市街の和商市場やフィッシャーマンズワーフで昼食とお土産購入を楽しみました。その後空路から大阪へ帰着し、研修旅行は完結しました。最終日はやや慌ただしい動きだったかもしれませんが、生徒たちは心地よい疲れと満足感を抱いて家路に就いてくれたと思います。附高生活が、残り半分を切りました。今は日々の勉学や部活動といった日常に戻り、さらに音楽祭に向けて歩みを進めています。

お土産タイム&北海道の魚介を堪能

最後のフォトスポット、そして現実へ、、、