令和６年度　１年生（69期）討論合宿

2024年5月8日(水)～11日(土)

　６９期１年生は５月８日から１１日までの４日間、滋賀県近江高島市の白浜荘で合宿を実施しました。

　討論合宿には「高校生としての自主的生活とは何かを考えること」、「合宿生活を通じて生徒相互の理解を深めるなどこと」などの目的があり、寝起きをしたり食事を作ったりといった共同生活を通じて、互いの個性の理解を深め、信頼を構築します。そして討論合宿の最大の特徴は、およそ10時間にも及ぶ『テーマ討論』です。各々がこれまでの人生で形成してきた価値観、事前の課題図書から得た視点、仲間の意見に基づいて徹底的に議論をします。

　自由、自主・自立、そして自治から成る附高生活の基盤には、仲間との『健全な議論』があります。学校生活や自治会行事をより濃いものにするためには、自身の考えを信じたり疑ったり、自身の考えを鋭く述べたり他者に傾聴し柔軟に汲み取ったりする力が欠かせません。

　合宿委員会の生徒は入学直後から連日、準備を進めてきました。６回の討論テーマの内容や構成を工夫したり、LHRでの予備討論からヒントを得たりしてきました。合宿中は毎晩、各クラスの討論がうまく行われたかどうかを調査し、翌日の討論がより良くなるための策を検討しました。「簡単に結論を出さないようにする」、「出た結論をさらに疑う」、「結論よりも思考の過程や根拠に重きを置いて考えを述べあう」、「定期的に他班の議論の様子を伺う」など、自然と様々な意見が出てきました。

　オリエンテーリング係や学年レクリエーション係の生徒も、討論合宿の目的達成のためのものであるということを常に念頭に、充実のイベントを作り上げてくれました。

【今年度の討論テーマ一覧】
(1)「もし桃太郎がおばあさんに拾われなかったら」
(2)「動物園の動物と野生の動物ならばどちらが幸せか」
(3)「幸せの要素」
(4)「素晴らしい人ってどんな人」
(5)「成功する学級に必要なのは」
(6)「正義とは何か」