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1年生音楽授業〜バリトン歌手をお迎えして〜

2023年9月14日(木)

 1年生音楽(古川担当クラス)のゲストティーチャーとして大阪教育大学名誉教授の淵脇和範先生(バリトン歌手)にお越しいただきました。2学期のレパートリーとして、ロベルト・シューマン作曲「流浪の民」を取り上げ、本格的なクラシックの混声四部合唱にチャレンジしています。その学習の一環として、実際にシューマンの歌曲に触れ、その魅力を味わい、自らが歌唱表現する際に必要なことは何か考えることを目的し、担当教員の大学時代の声楽の師匠でもある淵脇先生に急遽依頼し、本授業が実現しました。
 前半は、淵脇和範先生によるシューマンの連作歌曲「詩人の恋」より “ 妙なる5月に“ など3曲を淵脇良子先生のピアノで披露いただき、音楽室が一瞬でドイツリートの世界に包まれました。シューマンの生涯やドイツリートの魅力について解説していただき、最後にはドイツリートを日本語に訳す作業を通して感じられたことをもとに、高校生への熱いメッセージが送られました。後半は、「流浪の民」を実際に合唱し、アドバイスをいただきながら練習をすすめました。練習の中でバスパートリーダー生徒が発言した「バスの役割と音の厚み」という言葉を淵脇先生が取り上げ、厚みを出すためにはどうすればよいのかという声楽的な発声の核心に迫るやりとりもみられ、学びの多い充実した時間となりました。