令和４年度　第５０回百粁徒歩

2023年3月9日（木）～10日（金）

　3月9日（木）、10日（金）第50回 百粁徒歩が実施されました。第47回・48回は新型感染症流行に係る緊急事態宣言発令により府県をまたぐ移動が出来なくなったため中止となったなど、「50回」の中には本番が実施されなかったものも含まれます。しかしながら百粁徒歩は本番のみから成るのではなく、原案の作成や審議、実施に向けた日々の議論、特別隊や有志による幾度もの下見も大きな要素です。そうした意味で、本番が中止となった回も含めて百粁徒歩は確かに「50回」存在したと言えるでしょう。

　今回は、飛鳥～平城宮跡という内容でした。新型感染症の流行を考慮しコンパクトに実施した昨年度に比べると長い距離です。また、昨年度は設定しなかった夜間区のビッグレストも復活し、班別行進も行いました。班別行進とは、百粁徒歩特別隊が下見を繰り返し作成した手書き地図と方位磁針のみを頼りに次のチェックポイントを目指すというものです。ロストする（道を間違えて迷子の状態になること）可能性が生じるとともに、ロストが発生すると特別隊によるサーチが済むまで全班の行進をストップさせるため予定の全コースを達成できなくなるというリスクあるわけですが、その緊張感や仲間とめいっぱい色々な話をできる班別行進は、百粁徒歩の醍醐味です。

　幸い２日とも暖かく雨も降らずで、中止やコンパクト実施からの復帰回としては適した天候となりました。一部の班でロストが発生しましたが、これも来年度以降の運営に向けた経験という意味ではよかったかと思います。本番は終わりましたが、当初の理念や目的と照らし合わせてどうであったかの振り返りが生徒によってしっかりとなされ、来年度以降より良くなっていくことを期待します。