穂谷(枚方市)の里山散策と農作業②
2025年6月7日(土)
春の陽気がかろうじて続いていたものの、少し動けば汗ばむ陽気。6月7日、今年で3年目となる、枚方市穂谷での田植えに行きました。今年も、本校元副校長の浅野先生をはじめとする、「NPO法人テクネー&ポイエーシス 穂谷里山の会」の方々にお誘いをいただきました。「穂谷里山の会」では、本校の卒業生を中心に、枚方市穂谷地域に残る日本古来の「里山」を管理し、その美しい自然を継承していく活動をされています。
当日は雲が多い、逆に言えば日差しがなく快適な天気でした。田植えを行う穂谷は大阪市街から1時間ほどしかない場所ですが、雄大な自然が豊富に残り、そこに居るだけで自然と心が整っていきました。今年は、本校からは生徒7名が参加しました。これまでより大きくアピールを行ったこともあり、過去一番の人数が参加してくれました。そこに、「穂谷里山の会」の皆さまをはじめ、本校の教員や元教員、そのお子さま、そして昨年本校を卒業された2名も参加されました。
田植えの前には、「水口祭」を行って豊穣を祈り、それと同時に浅野先生から、穂谷地域や 「穂谷里山の会」の活動について様々なご紹介がありました。終われば、皆で田植えです。私はこれで3年目の田植えですが、やはり真っ直ぐ植えるのは難しく、気付けば列が曲がっていることが何度もありました。それでも、皆で楽しみ、時には動物をつかまえて 触ってみたりもしながら、植え付けをしていきました。というのも、「穂谷里山の会」では、無農薬・無化学肥料を大事にしていらっしゃるので、田んぼにはカエルなど様々な小動物が棲んでいます。そんな体験ができたこともあって、私の住む都会ではできない、全身で自然に溶け込めた一日となりました。
この活動は今年で3回目ですが、3年も続けられたのは、「穂谷里山の会」の皆さまが常に穂谷へ足を運び、手入れしてくださっているからです。また、引率してくださる先生のご協力も欠かせません。この場をお借りして、皆さまに感謝いたします。それとともに、この活動を通して、我々も穂谷の自然管理に携わる一員になれればと思っています。また、こうした経験を多くの人にしてもらい、環境問題うんぬん以前に、自然が好きな人が増えてほしいと願います。
(文責:参加生徒代表)