授業レポート:高Ⅲ英語「論理・表現Ⅲ」ライティング課題のルーブリック(評価基準)をつくる
「論理・表現Ⅲ」の授業では、学習者一人ひとりが学びをつくることを重視しています。その一環として、課題の評価基準を学習者がつくるという試みをおこないました。課題の内容は、教科書の自分のまちの評価を100語〜120語の英語で書くというもので、まちの基本情報、魅力、弱点、その改善策を盛り込むことを条件としました。
学習者自身が評価基準づくりに参加することで、次のような効果が期待されます。
① 課題を自分ごとにする(学びの責任をもつ)
② 「良い」作品がどんなものか共通認識をもつ
③ 課題に取り組む際のガイドラインとなる
④ 評価が自分の作品あるいは取り組みに対するフィードバックとして機能する
具体的には、まず課題の作品例を複数提示し、そこから「良い」作品の特徴を捉えます。その後、その特徴や指定語数等の条件を踏まえ、個人でルーブリック(何が達成できているかを文言化した評価基準)をつくります。その後、グループでひとつの案にまとめ、全グループの案からクラス全体でひとつを選びます。
このような合意形成プロセスを経て課題に取り組んでもらいました。果たして、作品の出来映えは…?
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