令和元年度　第２回ＰＴＡ公開授業

「『楽聖』ベートーヴェンの生涯」

日　時：2019年12月2日（月）14:00～16:30
場　所：大阪教育大学天王寺キャンパス　ミレニアムホール
講　師：本校教諭　阪上　健将先生

　今年度第２回公開授業では、大阪教育大学大学院芸術文化専攻をご卒業され、今春から中高の音楽の授業を担当されている本校教諭の阪上先生に講義いただきました。ピアノ演奏がご専門で、特にベートーヴェンの研究をされています。先生のピアノ演奏を楽しみながらのひとときとなりました。
　公開授業では、音楽の授業は初めてだそうです。ピアノコンクールでも高く評価された阪上先生の演奏と授業はとても心地良い時間でした。講義ではベートーヴェンの生涯を4つの区分に分け、各時代の曲を先生の演奏を聴きながら、解説をうけるという形式でわかりやすくご説明いただきました。 譜例もご用意いただき、譜面上にも先生の解説が入っておりましたので、ベートーヴェン自身の研究の成果や実験などが組み込まれていることがわかり、興味深かったです。またベートーヴェンの生まれた時代は音楽が目立ってはいけない時代だったそうですが、そこから音楽としての芸術性を深く色濃く出すように昇華させたのがベートーヴェンの功績の一つだそうです。講義を聞いた後に先生の演奏を聴くと、ベートーヴェンの心情も伝わってくるようにピアノの音色が聴こえてきました。また芸術は自分を表現することが大事という芸術教育(音楽に限らず、美術でも書道でも)への熱い想いも語っていただき、子供たちが阪上先生のような若い熱量がたっぷりある先生からご指導をいただけるということが保護者の一人としてありがたかったです。
　貴重な時間をいただき、阪上先生、本当にありがとうございました。