令和元年度 第1回PTA公開授業
「高校の生物で何を学ぶか」
日 時:2019年7月4日(月)14:00~15:30 場 所:視聴覚室(本校東館3階生物講義室) 講 師:本校教諭 森中 敏行先生
今年度第1回公開授業では、大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎 森中先生に、子供たちが受けている高校の生物の授業のガイダンスについてのご講義をいただきました。 PTA公開授業は高校に入ると授業参観がなくなるので、保護者の方に子供たちがどういう授業を受けているか体験してもらうために始まったというお話でした。正に今回の公開授業は森中先生が高校の生物で何を学んでほしいかについての子供たちに向けて普段行っている授業を保護者に向けて講義していただきました。 生物講義室も満席となる中、森中先生の自己紹介の掴みが面白く、自然に講義に引き込まれ、90分を過ぎるのが早かったです。まず、生物(ヒト)と無生物(石)とを対比し、生き物とは?を小学生にもわかるように定義していきましたが、無生物を石から車に置き換えると、その定義が消えていくのは、視点を変えることの大事さを感じました。 「生物=生存機械論」を提唱したイギリスの科学者リチャード・ドーキンスを紹介され、利己的遺伝子の考え方と共に人は文化(ミーム)を残すことができるという考え方についても学びました。 今回の授業中、スマホでアンケートをし、G-suiteを使ってアンケート結果を瞬時に表示していただきました。アンケートや採点までネット経由で行うことができる時代に感心しました。社会に出れば当たり前のようにIT化された世界に出ていきます。それを活用していかないといけない子供達なので、その準備段階として高校で触れることがでるのはとても親として有難いです。 最後になりましたが、このような時間を持っていただき、森中先生へ御礼を申し上げます。