大阪教育大学附属天王寺中学校の
ページへ

豊かな心と
自主・自立の精神をここに…

高校ホーム ≫ 学校生活 ≫ 学校行事 ≫ 令和3年度地学実習

令和3年度地学実習

2021年10月21日(木)・23日(土)

 10月21日(木)及び23日(土) 高2「地学実習」を行いました。昨年度は雨天でしたが今回は2日ともよく晴れており、野外実習日和でした。

 地学実習は本校で昭和40年(1965年)以来 行われてきた伝統的な実習で、2年生の全員が参加します。貝塚市蕎原の一帯を歩きまわり、露頭(岩石や地層が露出している場所)の観察を行います。ときには川辺に下りたり、岩石を叩き割って内部を観察したり、クリノメーターという道具で地層や断層の走る方角や傾斜を測定したり、様子をスケッチしたりします。

 各地点で「見えている岩石の種類は何であるか」、「それらがどのように層になっていて,どのように傾斜しているか」、「周りの地形や景色はどうであるか」といった情報を丁寧に集め、それらを総じて「この一帯では、いつ頃どのような地層ができ、またどのような地殻変動があったと考えられるか。何故いま、この一帯はこのような地形になっているのか」といった考察に結び付けます。先生は基本的に「何が見える?」、「どう考える?」、「本当にそう?」と発問するばかりです。各自で考察をし1カ月間程かけてレポートにまとめ上げます。

 地学実習の内容変遷、教育的効果の分析や指導方法の検討については、これまでも度々、本校『研究集録』に掲載してきております。