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ホロコースト講演会

2022年3月18日(金)

 『ハンナのカバン』(三友社出版)の著者の一人であり、NPO法人ホロコースト教育資料センター(愛称Kokoro)代表を務める石岡史子氏による講演会を実施しました。講演前には生徒が仕立て上げた劇『ハンナのカバン』を視聴し、講演後にはお礼を込めてABBAのDancing Queenを合唱しました。

 講演会の冒頭では一枚の写真がスライドに映し出され、生徒は様々な角度から問いを立てました。会場全体で疑問を活発に共有し合い、生徒たちは互いの問いから新たな視点を得ていきました。その後、当時の人達に焦点を当てながらホロコーストの歴史をたどっていきました。

・社会は人間にラベルを貼ろうとする
・他者を非難することで自分を守ろうとする
・一人でいるときはできることでも、集団ではできなくなってしまうことがある

 人間には以上のような傾向があること。当時、貨車を運転していた人やタイムテーブルを作成していた人などは、個人単位では自分に与えられた仕事のみを罪悪感なく行っていたこと。  このような事実を踏まえ、全体像をつかまず何も疑問を持たずに、何となく流されることの恐ろしさを知りました。生徒たちは、この講演会をきっかけに、問い持ち続けることの大切さや、自分の頭で考えることの重要さを再確認できたようでした。

講演会案内文書(PDF)はこちら

  • 英語係が作成した劇「ハンナのカバン」を鑑賞