芸術科授業の様子

2022年6月23日（木）

　本校の芸術科では芸術の幅広い活動を通して、感性や表現力を高め、豊かな心を育てていきたいと考えています。また、音楽選択生は「演奏会」、美術・書道選択生は「展覧会」という形で多くの方々に生徒たちの芸術的な取り組みや作品を見て頂く機会も大切にし、日々の授業に取り組んでいます。
今回は、高校１年生の芸術科（音楽・美術・書道）授業における取り組みを紹介します。

【音楽】
この日は、歌唱分野の学習と平行して取り組んでいるボディーパーカッション作品「Plymouth Rock」のグループ発表会でした。
イメージにあった表現をするための音楽的な工夫を話し合いながら、グループで主体的に練習を進めていました。発表会では、どのグループも個性あふれる演奏を披露していました。

【美術】
現在、本の形のボックス作品に取り組んでいます。生徒それぞれがお気に入りの図書を一冊決め、オリジナルのブックデザインを構想し制作します。
自分の好きな作品の魅力をどう表現できるか、生徒それぞれに、モチーフのチョイスや題字フォント、粘土細工の装飾に凝ったりと随所に工夫が見られます。
友人同士で途中経過を見せ合い、アドバイスをもらいながら制作を進める姿も多く見られました。

【書道】
中国唐代の楷書に続き、今日は北魏時代の楷書を学習しました。
方勢(角張った字形)で力強い「牛橛造像記」と円勢(丸みを帯びた字形)で雄大な「鄭羲下碑」を比較しながら臨書しました。
これまでに学んできた6つの楷書の中からひとつを選び、特徴をしっかり確認し半切作品に仕上げて、展覧会に出品予定です。